早弁、早糞が鉄則

事務所やその周辺で食事が取れるという状況はかなり暇な事務所かもしれません。

探偵は調査の依頼が来て尾行や張り込み、内偵に外出します。

中でも素行調査は一番の稼ぎ頭です。

前述しましたように一旦、素行調査に入るといつその日の調査が終われるのか、全てが対象者の行動なのです。

尾行、張り込みの繰り返しです。

朝から深夜、翌朝まで続くなんて事も頻繁にあります。

尾行、張り込みは人探しなどの所在調査でも行います。

対象者関係者の行動をマークしておかなければならないのです。

例えば親友の存在が確認されたとすると対象者と接触する可能もありますので行動をマークする必要が出てきます。

実際に何人もの家出人をこの方法で探し出したことがあるのです。

ただし浮気調査の対象者同様に動き出したら徹底マークです。

そんな中、一瞬の隙をついてでも食事をしておかないとまったく何も食べれないという事もあります。

何を食事のことを言っているのか、1日位食べられなくても我慢しろ、との声が聞かれそうですが。

汚い話ですが早弁、早糞が探偵にとって最大のあるあるかもしれません。

これが出来ないと相棒やチームメイトにも迷惑を掛ける事にもなりかねません。

東京などの大都心ではコンビニが多く、この点では助かりますが車で張り込んで食べながらなんて事が出来れば楽な方で、立って張り込んでいる時では短時間で済ませなければいけません。

それこそテレビドラマではないですがパンと牛乳なんて事もしょっちゅうなのです。

まっ最近はカロリーメイトやゼリー食品みたいなものもたくさんあり、食事の面についてはずいぶんと助かっていますが。

それでも早いと思い牛丼屋に入り、注文したら対象者が出てきたというなんて事も度々あります。

また同様に用便を済ましておこうとトイレに入り、ベルトを外したら対象者が出てきたとの連絡が入るなんてことも希にある。

軽犯罪法に引っかかると思いますがどこでも用が足せないと探偵はできません。

それこそ大きい方であってもビルの間、非常階段、車の陰で済ませることができないと時間の無駄になります。

いちいち公衆トイレやコンビニなどを探して入っていては調査が手薄になったり、相棒にも迷惑を掛ける事になってしまいます。

重宝するのは大き目のコンビニ袋です。

いざという時は物を入れて近所の人になりきったり、大小便を入れるのにも役立ちます。

探偵の必需品のひとつでしょうね。

探偵は時には早弁、早糞、時には野糞の覚悟も必要です。

まっ、余り健康的で衛生的ではないですけど探偵という職業に就いた以上、この覚悟も必要です。